令和元年度 第108回卒業証書授与式(6年生の分散登校日Ⅱ)の様子から

      3月19日(木)に卒業証書授与式を行い、6年生が本校を巣立っていきました。今年度は、新型コロナウイルスへの感染防止から、在校生の出席をなくし、来賓もPTA会長のみとし祝辞は学事報告に掲載して読み上げ無しにして、参列する保護者も最小限に絞り込んでいただき、全体の参加人数を大幅に少なくしました。また、規模も大幅に縮小し、時間短縮も図りました。結果、呼びかけ・式歌斉唱・記念品の贈呈、卒業生退場などが割愛となり、卒業生にとっては寂しい内容になってしまい、申し訳なかったと思います。

 それでも、さすが6年生。練習もしていないのに、「儀式」に応じた空気感を醸し出し、厳かな雰囲気の中で落ち着いた素晴らしい卒業証書授与式を実施することができました。わずか、30分間の式でしたが、彼ら、彼女たちの良さがしっかり出た式でした。

 卒業証書授与式の後は、例年は学級に戻って最後の学級指導を行うのですが、教室の人口密度を上げないよう、体育館でそのまま学級指導を行いました。保護者が作成してくれた、「思い出のアルバム」のDVD映像を上映し、みんなで鑑賞しました。その後、担任から一人一人に言葉がけをしながら、通知表や手紙を渡しました。担任が6年生との思い出やお礼の言葉を涙ながらに伝える場面では、児童や保護者の方々にも感動する姿が見られました。

 体育館で解散となり、一人一人が玄関まで歩く道すがら、先生方が拍手しながらお祝いの言葉をかける姿も見られました。はにかむような笑顔で学校を出た後は、名残を惜しむように、思い出の校舎前でいつまでも記念写真を撮っていました。

 かなりの部分で窮屈な思いをしながらの卒業証書授与式でしたが、素晴らしい6年生が素晴らしい式にしてくれました。卒業生の未来が「希望」に満ちあふれていることを願ってやみません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする